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バラナシ

インドに行く前に、インドに行ったことのある人に聞いた。一番インドらしい所ってどこ?皆、答えは同じ「やはりバラナシかな」今私が同じ質問をされたらやはり同じ答えだろう
ガンジス川で沐浴する人たち。その姿を見れば来てよかったと感じるでしょう。
バラナシ、それは悠久の昔から時を越えて今につながってるところ。
「インド」らしさを感じるところ。

やはり夜明けのバラナシがいい。それもまだ太陽が昇る前。すでにたくさんの人が
ガート(沐浴場)に集まってる。夏といえども水は以外に冷たい。朝日に向かい、祈りを捧げながら沐浴をする人、人、人。そこには体だけでなく魂も清めてくれる力があるように皆、沐浴をする。たとえどんな人でさえ、宗教というものを感じさせてくれるだろう。

ガンジス川の向こうから朝日が昇る。
川の向こう側はなにもない。ただ川岸が遙か向こうまで続いてる。(三途の川というものはまだ見たことはないが、たぶんこんな所ではないのかと思ってしまう。)その川岸のちょいと先から太陽が顔を出すのである。ちょっと手を伸ばせば届きそうな・・・・。
そんなところだから皆、手を伸ばして太陽に挨拶をするように祈るのだろうか。赤ちゃんに産湯をつかわせてる人。そのちょっと向こうでは死んだ人を荼毘にしてたり。その生命の誕生から、生命の終わりまで、太陽は見届けてくれる。この人がこの世に存在してたという証人になってくれる。そしてそれは何千年の時を越えても同じ事が繰り返されてるのだ。しかもこの太陽は毎日同じ光景を見てきてる。遙か昔から、そしてこれからもずっと・・・・

ガートの川のすぐそばにチャイ屋がある。沐浴してるインド人をながめて、冷えた体を温めるのにちょうどいい。またそのチャイがうすいけどまったりとしててとて、もおいしい。私はおいしさの秘密を知ってる。川の水をバケツでくんで火にかけてそして紅茶の葉を・・・・。
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ハノマン@沈没旅行者