ハノマンの旅は道連れ HOMENote>宿便

宿便初体験
まだ旅を始めたばかりの頃、台湾で肝炎みたいな症状になった。
朝、目が覚めると体がものすごくだるく起きあがれない。別に体のどこが痛いというわけではないが、とにかくだるい。風邪をひいわけでもない、酒を飲み過ぎたというわけでもない。原因不明、とにかくだるくて動けないのだ。
2日ほど寝込んでたら、台湾でカンフーを習ってるという日本人の友達がやってきた。
「ちょっと見てやる」と、いろいろ体を触ったり、毛糸を巻いた棒でたたいたり、ヨガのポーズみたいなことをしたり。1時間ほどの治療が終わり、少しからだが楽になった。
そして次の日、宿便が出た。
トイレでニュルニュルとたくさんのタール状の黒い物がたくさん。30分以上座ってやっと全部出た。次の日から起きあがれるようになった。大きな病気をした後とかにも宿便がでるときがあるらしい。
薬も何も使わず、私の体を治してしまったその友達に感謝した。それから私は体の健康というものによりいっそうの興味を持った。
そのとき覚えたマッサージを旅行中にあったいろんな人にしてあげた。体調の良い人、悪い人みんなににすごく喜ばれた。私があのとき喜んだように。


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はのまん@沈没旅行者