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ソムタム、庶民の味
私の好きなタイ料理にソムタムがあります。特にピーナッツ入りのソムタムタイが好きです。
ソムタムは青パパイヤの千切りを石臼の中に入れ、
棒で軽くたたき、ライム、ナムプラーその他の調味料で味付けしたサラダです。
しかしそのたたき具合もまた難しい。固すぎず、柔らかすぎずの加減が。
ソムタムに欠かせないのがカオニャオ。蒸した餅米です。
トムヤムクンみたいな有名ではないけど、B級グルメのナンバー1の料理だと思うのですが・・・。

タイの東北のイサーン料理で、この「イサーン」という言葉自体「貧乏」というイメージがタイ人にあります。
だからソムタムが好きだというとタイ人に笑われたりするのですが、
実はその笑ってる本人も聞くと大好き!ということがよくあります。
実際、タイのあちらこちらでこのソムタムの屋台を見かけます。
もしどこかゴザに座って何か食べてる人がいれば必ずソムタムを食べてると行っても過言ではありません。
日本で言うと花見みたいな時、お祭りの時、海で山で外で行楽=ソムタムなんです。
また家に持ち帰りご飯のおかずに,3時のおやつにいつでもどこででも。
とそういうかんじの料理なのです。
しかしおいしいお店は人が並ぶほどの店もあります。
いつもバンコクで食べるジュライの前のソムタム屋さんも常にお待ちのお客が数人並んでいます。
実際とてもおいしい。もちろんその屋台ではソムタムだけでなくヤムウンセン、
ナムトックムーなどのおいしいメニューがたくさんあります。

ソムタムを食べるときはやはり手で食べるのがおいしい。
カオニャオを手でこねて一口大に固めそれでソムタムをつまみ口に入れる。
カオニャオの歯ごたえとソムタムのシャキシャキ感、
甘辛酸っぱいタイの味が口の中に広がる。まさにタイの庶民の味。
その横には付け合わせでキャベツやインゲンなどの生野菜が付いてくる。
ちょっと辛いかなーと感じたら生野菜をかじり、野菜の甘みで辛さをおさえまた食べる。
ソムタムの中に入ってる干しエビをかりかり食べる。
ちょっと汁を吸って柔らかくなったピーナッツを食べる。
そしてカオニャオを食べ・・・気が付くともうソムタムがない。
最後にカオニャオにソムタムの汁をしみこませまた食べる。
うーんもうちょっと食べたい。そんなソムタム。

安くて簡単おいしい。庶民の味の3要素を備え、毎日食べてもあきないソムタム。
日本にいるタイ人もタイの味で何が恋しいかと聞くと皆”ソムタム”ときっと答えるでしょう。

旅のフォトアルバム、タイのご飯にソムタム、ヤムウンセンなどの写真があります。

  

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