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香港の友達
東京のユースホステルに泊まったとき香港の女の子と知り合いになった。
彼女はまだ学生で日本に一人で旅行に来てたのだ。私は彼女の香港の連絡先を教えてもらった。ちょうど私も香港に行こうと思ってた時だった。

香港について彼女に連絡をした。
私も香港は初めてだったので、香港人のすすめる香港というのもすごく興味を持った。平日は学校があるので土曜日の午後に待ち合わせをした。彼女は色々なところに連れていってくれた。彼女の大学(香港大学の医学部の学生だということをそのとき知った。)で友達を紹介してくれたりビクトリアピークに登り香港の景色をながめ、大きなショッピングセンターをのぞいてぶらぶらしたり。次の日の日曜日はフリーマーケットをのぞいて、そして映画によく出てくるビーチなどを散歩して。お昼は一流ホテルで飲茶を食べ、飲茶の作法を教わり、2階建てのバスに乗り市内観光。夕食は水上レストラン「ジャンボ」とすっかり観光客を楽しんだ。

食事の時に彼女は行った。「本当は家に招待して香港の家庭料理をごちそうしてあげたいのだけど、私のおばあちゃん日本人が嫌いなの。」「でも私は何とも思ってない。他の若い子も日本の文化、ファッション、歌など,とても好きよ。」

香港だけでなく中国、東南アジアを旅すると戦争の心の傷跡をかいま見ることがある。若い人からは感じないが、老人の投げかける瞳の奥に何かを感じるときがある。彼女の言葉で私は目覚めた。私のせいではないが、戦争で心の傷を負った人に、同じ日本人として謝れることなら謝りたい。

せめて今こうして彼女と仲良くすることが私の罪滅ぼしと自分を慰めた。だから今日のお金は全部私が払った?彼女はぜんぜん・・・・?中国人は男が金を払うのが当たり前なのかな?・・
まあいいか!

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はのまん@沈没旅行者